転職求人は「生もの」

求人は状況によって変化していく

2015.11.5求人は状況によって変化していく

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良いものから無くなっていく

もしもあなたがマグロのお刺身を買いに行った時に、タイミングよくマグロの解体実演をやった直後で、鮮魚売り場にはたくさんのマグロの刺身の切り身が売られている状態だとします。あなたがどの切り身にしようか考えているうちに、よい切り身からどんどん買われていきます。もしもあなたが「まだたくさんおいしそうな切り身があるから大丈夫」だと鮮魚売り場から一旦離れて、他の買い物をして戻ってきたら、もうマグロの刺身は売り切れているかもしれません。
この事は求人情報にも当てはまります。転職サイトに登録した時、または転職エージェントと面接をした時に、タイミングよく優良な求人情報がたくさん出ている時期で、選び放題で迷ってしまうという事もあるでしょう。しかしあなたが迷っている間に、他の転職希望者が先に応募を始めているかもしれません。良い求人情報からどんどん応募が始まり、あなたの気持ちが固まった時には、すでに応募は締め切られている可能性があります。

応募数が揃ったら締め切られるかも

求人情報には応募の締め切り日が掲載されているので、その日までは迷っても大丈夫だと思うかもしれません。しかし応募先によっては、スケジュール的に10名までしか面接をする事ができないかもしれません。職場の誰かが退職して穴が空いている状態での応募の場合は、少しでも早く良い人材をみつけて、穴埋めをしたいと考えています。例え応募の締め切りが先であっても、10名応募が揃ったら、一旦応募を締め切って面接を始めてしまう事はよくある事です。
つまり求人情報の応募締め切りぎりぎりまでに応募をすれば大丈夫だという考えは危険です。良い求人だと思ったらその場でエントリーをする積極性とスピードが大事になるでしょう。

面接日もなるべく早く設定

求人数が揃ったら、応募締め切りまで待たずに面接を始める事があります。それは出来るだけ早く職場で空いている穴を埋めたいという企業側の思いがあるからです。また採用担当者の都合上、一定の人数以上の面接は不可能なので、ある程度の人数が揃ったら応募を締め切ってしまうのです。もし運よくエントリーが間に合い、書類選考が通って面接まで進む事になった場合も、スピードが重要になります。面接の約束をする時にはとにかく早めの日時を設定してもらう事が大切です。
繰り返しになりますが企業が求人情報を出す時は、なるべく早く良い人材を採用したいと思っています。そして採用担当者も忙しいのでなるべく早く採用を決めたいと思っています。そのため面接を始めて、「これは」という人が現れたら面接予定者が残っていても内定を出してしまう事もあります。面接の日時が遅かっただけで採用のチャンスが無くなってしまうのはもったいないので、気を付けたいところです。

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罪悪感は不要
罪悪感は不要

今の会社よりもっと待遇の良い会社から転職の内定をもらっているのにもかかわらず、元の会社の同僚達への罪悪感から転職を取りやめてしまう人がいます。しかしビジネスマンである以上キャリアアップを目指すのは当然で、その事は同僚達も理解しているはずです。またもしも会社の業績が悪くなり、会社があなたを解雇したとしても、会社はあなたに対して罪悪感を感じる事はありません。解雇する側に罪悪感がない以上、転職する側にも罪悪感は必要ないのではないでしょうか。